綿屋 十四代

東京から転勤でこの地にみえたお客様
「えっ!このメニューに載ってる十四代、ホントに全部飲めるんですか?」


「若干入れ替わりがありますが、よろしければ・・・・」と
十四代純米中取り、純米吟醸山田錦、雄町、八反錦、
で、
磯自慢純米大吟醸 愛山 と十四代特吟 愛山
の愛山 比べ
さらに
黒龍 しずくも


「東京じゃ、こうな風にはなかなか飲めません」


名古屋から転勤でみえた方は
「綿屋が飲めるンですか!」
「常に綿屋は上級のものがあります。もう少しすれば斗瓶大吟醸も入ります」
「クラクラ・・・」


綿屋 十四代とも大都会ではじけた蔵ですので、かえって東京はじめ大都市の居酒屋さんの方が、知名度がある分、需要と供給のバランスが悪くて飲めないかもしれません。


幸い、私ン処では酒屋さんのご好意である程度の量がいただける上、都会での人気度が知れ渡っていないだけに、いつでも飲めるお酒になっています。


ですから、東京などの居酒屋さんでもまれた方には、お宝の山に見えるようです。


十四代はいまや幻といわれたりして・・・」とご紹介しても
「ふーーーーん」


「綿屋はシンデレラと呼ばれる蔵で・・・・」といったところで
「へーーーーー」
と、ありがたみの「あの字」もない方が多いのが実情です。


もっとも、両方のお酒ともおいしいとはいえ、なによりコストパーフォーマンスが優れているという点で評価すべきであって、「幻」という言葉が先行してはいけないとも思っています。


名前でありがたがらずに、味だけを楽しんでいただくのが本当は一番なのかもしれません。