判定


今年の夏休み、小淵沢のホテルのプールで、柔道の篠原選手を見かけていました。


たぶん長野合宿のオフだったのでしょう。


一目見ただけでも、思い入れが違ってきます。


柔道100g+級の決勝、悔しい。
私のような全くの素人が見ても、返し技が決まっています。


オリンピックのしかも決勝で、あってはならない判定でした。


判定と抗議の図式はスポーツによってずいぶんと違います。


今回の柔道のように、判定に対する抗議が受け入れられることがほぼない競技。
そのわりに、TVの解説者は常に審判に対して否定的ですが・・・・


同じような相撲では「行司差し違え」があります。


掲示板で話題になったりするヨットでは、抗議の要素が驚くほど大きいものです。


順位が決まっていても、とりあえずの着順と説明され、抗議によって順位がひっくり返ることはしょっちゅうです。


しかし今回のような判定には、表彰式にでない位の抗議の姿勢を示してもよいのではないかと思ってしまいます。


日本発のスポーツには、潔い態度をとらなければならないのでしょうか。


柔道の審判の資質、コーチの抗議のありよう、判定と抗議の扱い方などなどきっと議論が成されることでしょう。


NHKシドニーからの中継で、話題の有動アナウンサーが、涙と震える声で原稿が読めなくなりそうになっていたのが印象的でした。


サッカーの「ゴールゴール」の連呼が何回であったかより、彼女の一粒の涙の方が語り伝えられていくはずです。


それにしても悔しいなぁ。