シャンパン
寿司にシャンパン と言うお話は以前に書きました。
個人的にもシャンパンは大好きで、もう15年以上クリスマスの「とっておきシャンパン」は欠かしたことがありませんし、フレンチレストランに3人以上で伺ったときには、白ワイン−赤ワインよりはシャンパン−赤ワインをいただくことの方が多いです。
シャンパンと日本料理との相性はそりゃもう抜群で、「ボルドーの赤ワインとお刺身」は、お好きな方でなければお勧めできなくても、ボルドーをどうしてもという方には「よろしければ先付けからお椀 お刺身くらいまでシャンパンはいかがですか?」とは頻繁に申し上げています。
申し上げる以上、シャンパンの品揃えは、そこそこにでなくてはいけません。
ルイ・ロデレール
ボランジェ
タルラン・キュベ・ルイ
シャルル・エイドシェック’90
グラン・ダーム’89
クリスタル’93 ’94
クリュッグ
クリュグ’89
サロン’85
フィリポナ クロデゴワセ’88
店の格に会わないほど高いものが多すぎる、とご指摘の方もきっといらっしゃると思いますが。
いいんんです。
基本は「自分がうまいと思う」なわけで、「売れなきゃ自分で飲んじゃえ」と考えたら、リストが超私的でも許してもらえるでしょうか。
だって、この辺のシャンパンってホントにうまいんだから。
ところが、熱心にお勧めしてもなかなかシャンパンのご注文をいただくことがありません。やぱり、お祝いの時の飲み物、特別な乾杯のための飲み物という意識が抜けないんだと思います。
以前に、「とりあえず、ビール」じゃなく「最初はシャンパンから」なんていかがですか、とお勧めしたお客さまが、「じゃあ」とご注文してくださいました。
飲みながら「いいねえーーー」と喜んでくださったのですが、「次ぎ、ビール頂戴」と言われて絶句したことがあります。
お客さまが悪いんじゃなくて、お勧めした私が悪かったのです。客筋が読めなかった。お勧めした私が馬鹿でした。
客様の中には、必ずシャンパンをというカップルがいます。他は何もなくて料理とシャンパンだけ。これはかなりかっこいいし、素敵なマッチングを楽しめます。
ちょっと、口には出せない職業の不倫カップルなんですが・・・
逢う日はいつもハレの日ってこと?ドキドキ。