雨の休日


雨の休日、シトシトとふる雨が季節を感じさせてくれます。梅雨が梅雨らしいというのはいいものです。どこへも出かけず日がな一日カウチに寝転がって「逸脱者」を読んでいました。まるまる一日ミステリーを読みふけったのは何ヶ月ぶりでしょう。


このところ仕事以外の野暮用が多くて、休憩時間も本を開くといつも二ページでウトウトしていました。ミステリーを二ページつづではお話にならなりません。休日に一気に上下巻を読めるのは幸せです。



マイケル・カニンガム「星々の生まれるところ」を読み進めずにウロウロしていたのを一時諦めて、米原万里さんの「魔女の1ダース」で弾みをつけて・・・と思っていたのに、弾みはつかず、名作の呼び声高いミステリーでさえ休日を使わないと読み進めないというゆとりのなさが情けないのであります。