W杯予選 北朝鮮戦

W杯予選　北朝鮮戦　仕事が手につきません。やっぱりハラハラドキドキでした。W杯はやっぱり簡単には勝たせてくれないものです。２００２年のW杯で決リーグに残り、昨年のアジアカップでも苦しい戦いを勝ち抜くような力強さを見せてくれ、国内組だけでも予選を戦い抜ける自信がつき、国外組がスターティングメンバーでないという豪華なラインアップで・・・・と、多くのファンが苦しくても負けはしないだろうとと考えていた北朝鮮戦。大黒のロスタイム・ゴールまで皆「引き分けでも仕方ないか」と諦めかけていたに違いありません。

だいたい、ちょっと前まで国外組などという言葉さえなく、中田ヒデが帰ってきてくれなくてはとてもゲームが組み立てられないと思っていたのが日本代表であったことを忘れてしまっています。なにしろW杯予選には過去一回しか勝ち残っていないのです。しかも辛くも、薄氷を踏む思いで・・・・であったのです。確かに力をつけているとはいっても私のような年寄り感覚ではごく最近のことであるのです。

北朝鮮があれほど近代的で力強いサッカーをやることすらメディアは伝えていませんでした。タフで、粘り強い、まっ、格上の日本にがちがちの守りを固めてカウンターアタックくらいに思っていたのは大間違いでした。代表監督も自国民で対外試合経験も少ないという安心要素、なんて暗黙のうちに了解していたのも浅はかでした。

なにより北朝鮮といえば、金正日の圧制のもとで苦しむ民衆、飢える国民、拉致問題で悪辣な・・・と独裁者と前近代の貧しい国民のイメージだけが頭の中にあるものですから、何千人という在日のサポーターが競技場に集まることが想像外で、在日＝韓国人（朝鮮国籍でなく）と思ってしまっている自分がいて、もちろんJリーガーに朝鮮の国旗の下で戦いたい選手がいることもイメージの範囲を超えていました。

金正日　拉致被害者　脱北者　貧困　飢え　北朝鮮代表選手　在日　Jリーガー　多くの北朝鮮サポーター　全然結びつかないのは、メディアの報道だけで頭の中を固いイメージだけで作り上げてしまっているからなのです。ヨン様ひとりでアグレッシイブに日本を非難する韓国のイメージや在日への偏見がどこかへいってしまったのと同じように、やっぱり未だ理解不能です、日本人と朝鮮人の関係