シャツ姿


TVニュースを何気なく見ていたとき、記者らしき人がシャツ姿(ネクタイはしている)で腕まくりをしたまま原稿を呼んでいる姿を見ました。


銀行へ行くと男性行員はほぼ全員が上着を脱いでシャツ姿で仕事をしています。多くの会社でもデスクの前に座るときに上着を脱ぐ方が多いようです。


「さあ、仕事仕事」と戦闘態勢に入るようなもんなのだと思います。


確かに肩や腕の辺りの圧迫感がなくなって、動きやすい姿なのかもしれません。


私など思い込みの激しいほうなので、どこかの服飾評論家が「シャツは下着の一部と考えるべきである」というような話を鵜呑みにしていて、下着姿を人様に見せてはいけないのではないかと、夏の暑い時期でもやせ我慢をして、スーツ姿の時はなるべく上着を脱がないようにしています。


内輪の仕事の席ならばともかく、TVで公共の目に触れるときにシャツ姿というのはいかがなものか・・・・と感じてしまう私こそが、日本の風土に根ざしたサラリーマンのコンモンセンスを理解していないのかもしれません。


とは言いながら、店の接待系の会社のお客様など、上着を脱いだときが「じゃ、失礼して今日は打ち解けていきましょう」という合図のような効果があって、それはそれでいいものなのです。


店ではゆったりとくつろいでいただくという意味で、スーツの上着を脱いでいただくというのに何の問題もないのです。


これが高級フレンチであれば、「お客様上着はおつけになったままでお願いいたします」といわれてしまいそうです。


日本人のシャツ姿(スーツを脱いだ)どんな風に考えるべきなんでしょうねぇ。フィリピンのように上質のシャツ(名前は知りません)が公の正装になったりすると夏は楽なんですが。